命名センス
猫のこと 2015.03.07 (土) 7:13 AM

忙しい1週間です。
今週は重症の患者さんが多く、昼も夜も休診日もない生活を送っていたのでちょっとだけ疲れてしまいました。
そんななか、嬉しいこともありました。
昨日は、トラオくんが退院しました。
トラオくんは車の下からボンネットの中に逃げ込んで動けなくなったところを保護して連れて来られました。当初は痩せこけて吊り上がった眼をしていました。
前足の指が4本千切れて無くなっており、全身傷だらけでした。おそらく車に引きずられるようなひどい交通事故にあったものと想像されます。
足の先端はすでに壊死(えし)していて事故から数日経過していたようです。飢餓と痛みに耐えながら猫に優しい人の車に逃げ込むなんて、トラオ君は素晴らしい生命力と直感の持主です。

体力の回復を待って機能しない足を断脚したところ、見違えるように元気になりました。
麻酔から覚めて4時間後、3本脚でふらふら立ち上がって自力でドライフードを食べ始めたのには驚きました。前日までは缶詰を二口くらいしか食べなかったのに。
腐った足の存在が彼にはとても負担だったと思われます。

退院する頃には顔つきまで変わっています。可愛くなりましたね~。
ところでトラオ君という名前は私が勝手につけたものです。薄々気付いてはいましたが、どうやら私の命名センスには問題があるようです。
トラ猫だから通称トラちゃん、男の子だからトラ男です。
では女の子だったら?
トラ子ちゃんではありませんよ、トラミちゃんです(^o^)/
新しいおうちでもっといい名前をつけてもらえるといね、トラ男くん。