うんちゃんいます
猫のこと 2024.06.08 (土) 3:19 PM
お久しぶりのブログ更新となりました。
この数ヶ月、突然の休診やら院長不在やら、大変ご迷惑をおかけしました。急な予約の変更に快く応じて下さった飼主様に、心からお礼申し上げます。
わたくしごとですが、4月に母が、5月に父が亡くなり、息つく間もない日々を過ごしていました。
「目が回るほど忙しい」という言葉は単なる慣用句ではなく、仕事量が限度を超えると、人間は本当に目が回るという体験をしました。
3月の上旬、闘病中の母の様態が悪化し、在宅介護で家族と看取ることに決めてから、父の火葬が終わるまでの3ヶ月間、自分がどのように過ごしたのか記憶がありません。
どうやら仕事はしていたようです。
数年前、手術不可能な膵臓がんと診断された母は、「私は死ぬ気満々なのに、お迎えが来ないのよね〜」と反応にこまるブラックジョークを飛ばし、3年10ヶ月の闘病の末、私がお休みの木曜日の昼前、静かに眠るように亡くなりました。
膵頭部の癌患者としては、異例の生存期間でした。
火葬が終わって喪失感にひたるまもなく…
こんどは父の病が進行し、母の命日から７週間後、こちらもちゃんと木曜日の昼前に亡くなりました。
納骨はまだしていないので、両親と亡きペットたちの骨壺を並べてあります。まるでコレクター。
時間に余裕ができたら、あらかじめ決めてある樹木葬のお墓に埋葬します。両親が夫婦ゲンカをしないよう、可愛がってくれていた私の犬猫も一緒に入れようと思います。
私がブログをさぼっている間にも、ちゃっかり保護猫がきています。
里親募集中の男子「うんちゃん」です。
うんちゃんは、尿路閉塞でおしっこが出来なくなり、力み過ぎて腸が出た状態で保護されました。
壊死した腸を切除してどうにか一命をとりとめました。
しばらく下痢便を垂れ流し周囲を困らせたものの、今はすっかり回復して健康な猫です。サバの味噌煮と白身魚のフライが好物です。油断してお弁当をとられました。
うんちゃんの名前の由来はうんこではありません。
傷が化膿していたからです。
「膿んちゃん」です。
エイズと白血病ともに陰性です。
明日葉にいます。いつでも面会にきて下さい。スタッフに可愛がられ、ここが家だと思っているようです。それでは困ります。
犬とも仲良くできます。どなたかもらって下さい。
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