長毛猫ちゃんについてです。

毛を刈った方がよいでしょうか？と聞かれることがありますが、個人的にはどちらでもよいと思います。ブラッシングが苦手で毛玉になってしまう子の場合はバリカンで短くしてあげるといいかもしれません。冬寒くてかわいそうであれば、春先に短くして寒くなるころに長くなるようにする方法もあります。室内猫ちゃんであれば、年中短くてもよいと思います。

大事なことはブラッシングをまめにして毛玉にならないようにすることです。またブラシで抜け毛を取ることで、猫ちゃんが毛繕いで飲み込む毛の量を減らすことができます。

当院でも依頼があれば猫ちゃんのカットを行っています。ワンコと同時にはできず、また人手が二人必要なため予約が取りにくいです。暴れてできないこもいます(>_<)

5mmでバリカンをかけてお顔を丸く整えると、写真のチャコちゃん（ペルシャ猫ちゃんです）のようになります。かわいい♡

看板猫のポックルも丸刈りにされたことがあります。かわい♡…くはないですね。

この時は皮膚病がひどくてなかなか良くならず、隔離室から出せない状況が何週間も続いていました。下痢や鼻炎もひどい状態で保護されたので体力がなかったのでしょう。

そんなわけで思い切って刈りました。顔まで病変があったため、ひげまで無くなりました。

猫としても不本意だったのでしょう。完全にふてくされています。

かわいそうなことをしましたがその後皮膚はすぐに良くなり、放し飼いにしたところ元気で明るくなって、どんどん毛が伸びました。まだ伸びると思います。

長くなって抜け毛が増えると掃除が大変なので（病院には精密機器もたくさんあります）、暖かくなったら5ｍｍくらいでカットしようと提案したら、スタッフさんの猛反対にあいました。私は院長ですがなかなか権限がありません。

「毛玉になったらバリカン」と言われているので、猫好きのスタッフさんたちが一生懸命ブラッシングをしてくれます。今のところ毛玉の心配はなさそうです♪