猫の吐き戻し
猫のこと 2023.08.17 (木) 7:55 AM
猫は比較的よく吐く動物です。
当院の看板猫ポックルも例外ではありません。
もはや食後の吐き戻しは、この方のライフワークといってもいいでしょう。
フードが合わなくても、急いで食べても、毛玉がたまっても、
特に理由がなくても、吐きます。
おかげで私は、ゲロキャッチがうまくなりました。
エックッ、エックッ…と言う音が聞こえたら、いちばん近くに置いてあるペットシーツをつかみつつ、猫が室内のどこにいるかを瞬時に判断します。
あとはダッシュしながらペットシーツを広げ、上手くキャッチできたら成功です。気分はアスリートです。
瞬発力と判断力、少しの運とが成功の秘訣です。
とはいえ私の不在時にも、もちろん吐きます。
吐物の上をルンバが走った後の悲劇を……想像してみて下さいね。
10年近くこの猫と付き合ってきた結果、最近は1回目の吐き方を観察後、これで終わるのか、あと1~2回吐きそうかを見分けられるようになりました。
我ながら素晴らしい特技だと思いますが、褒めてくれる人はあまりいません。
こんな特技を履歴書に書いたところで、再就職に有利にはならないでしょう。
転職する予定はないからいっか。
少しでも吐き戻しを減らしたく、いろいろな薬、漢方薬、サプリなどを試しました。
今の所、効果が認められたのは漢方の外用薬とフード変更です。
同じ悩みをお持ちの飼主様は、診察時にご相談下さいね。
漢方の外用薬は、日曜日に診療を担当している福山先生が調合上手ですよ。